代々木上原駅から徒歩2分の『虞妃』。オープンキッチンで腕を振るうのは、都内や本場四川で研鑽を積んだシェフ佐藤剛氏だ。 同店の人気NO.1は「虞妃特製 麻婆豆腐」。辛さは「小・中・大」の三段階から選べ、今回はもちろん最大の大辛でオーダー。 店主のこだわりとして「麻婆豆腐は煮るのではなく炒めるのが大事」という理念のもと、全体を煮詰めず、手早く炒めて作られていく。...
いよいよ夏本番!暑くて食欲が出ない……。そんな時には夏バテを吹き飛ばす激辛グルメがおすすめだ。 でもただ辛いだけではなく、旨味もたっぷり感じられ、一度食べたらまた来たくなる名店を発見! 旨辛好きのあなたに、お勧めの四川料理店をご紹介しよう。...
麺をすすりこむたび、しびれるような麻の香りと脳天を突き抜ける辣の辛さがバランス良く口中に広がり、鼻腔に抜ける。清爽な辛みの佳品がご覧の一品。〝毎日食べても飽きのこない、軽やかな担々麺〞を目指す佐藤剛シェフの熱意の賜物だ。 「辣油を作る際、170度と通常よりもやや低い温度の油で香辛料をじっくり揚げる」のが軽さの秘訣。よりストレートな辛みを好むなら汁なし担々麺をぜひ。...
今年3月にオープンした『Matsushima』は、日本では馴染みの薄いローカルな中国料理が揃う店だ。さて、肝心の餃子はというと、透き通るように白い肌、ぽってりしたフォルムが印象的なこの姿。 「クレープ餃子」¥1,000と名付けられたこの餃子は、現地で屋台飯として親しまれる「腸粉」を元に考案された。熱々の鉄鍋に乗った餃子をダイナミックに崩し、もんじゃのようにヘラですくって食べるスタイルが楽しい。米粉をベースに作るぷるぷるの皮に...
中国郷土料理店『黒猫夜』で、創業時より腕を振るっていた松島由隆氏が独立を果たし、夫婦で営む小さな隠れ家のようなアットホームな一軒をオープンさせた。広東、四川に加え、雲南省や広西省などの南方少数民族の郷土料理にも造詣が深く、現地の味をリアルに再現しながらも日本人の舌に合う味わいに仕上げている。 「少数民族のおつまみ盛り合わせ」は、シーサバンナ、タイ民族のビーフジャーキー、大理市ぺー族の揚げチーズ、苗族の豚大腸血餅揚げ、と圧巻の...
日本ではマイナーな中国地方料理を提供する『Matsushima』が、この夏すすめる「なまずの発酵トマト煮込み」¥2,400。貴州省の発酵トマトペーストを味の基調とし、素揚げしたなまずを煮込んだ料理だ。 土鍋に残った煮汁に雲南省特産の韃靼そば(別注文2名分¥400)を加えて作るシェフ特製の麺料理は絶品。最後の一滴まで堪能できるのがうれしい。...
下北沢でライブや芝居を観た帰りには寄りたくなる老舗店がこちら。下北沢で長年愛されている人気の北京料理屋さんです。 私をこの店に連れてきてくださったのは、ミュージシャンの伊藤銀次さん。下北沢にあるお店なので、演劇やライブの打ち上げで来る役者やミュージシャンが多いのです。 「たくさんの芸能人が来るから、サイン増えるんだよ」と店長さん。「中国だったら、ニンニクが入っている餃子なんて、捨てられちゃうよ!」とトークがとても面白い。...
下北沢の喧騒から少し離れた場所にあるこちらは、昭和28年創業の町中華界では有名な老舗。 「その昔、昭和22年に長野県にあった『丸長』というラーメン屋を中心として発足した『丸長のれん会』というのがありました。その流派の荻窪の『丸長』本店で先代のご主人が修業し、開業したというルーツがあるお店です」 「中野や池袋のつけ麺『大勝軒』を輩出したりもしている凄い流派です」...
『龍口酒家』のディナーでは、注文はしなくていい。「おまかせ料理」(1人前6,000円~※値段は品数・食材により変更)が、自動で出てくるシステムなのだ。 とにかく、席についてお腹いっぱいになるまで、ただ提供される料理を食べ続ければいいのである。 座っているだけで出てくるすべての料理が絶品で、きっと驚くに違いない!里麺の後引く旨さの虜になったら、お持ち帰りもあるのでお試しあれ。体が元気になる八宝湯も合わせてオススメだ。 ...
雄飛さんが学生時代に一番寄り道していた街・下北沢にある、思い出深き店へ向かった。 「中学時代から通っている懐かしい馴染の店のひとつ。大人になってからもライブハウスの帰りとかによく食べた思い出の味です。1階は厨房とカウンターがあって普通のラーメン屋さん。僕は2階の畳のお座敷席が好き。ラジオが流れていて、著名人たちのサインが飾られている昭和な雰囲気がいいんですよ」 醤油ベースの透き通ったスープと、喉ごしのよい丸い細麺が特徴...
赤くない、白いのだ。色みの通り、まろやか~、なのだ。 担々麺といえば、擦りごまに油をたっぷり加えて作る芝麻醤を使うところ、胃もたれしない吉田風中国料理は一味ちがう。ごま自体の油分だけ(だから、ヘルシー!)で滑らかに伸ばした白ごまの練りごまを、多種多様の香味野菜、鶏のガラと挽肉でつめたスープで溶く。油っこくなく、最後の一滴まで飲めるから、汁の中に残りがちな挽肉も平らげられるのが嬉しい。自家製ラー油の青花椒がピリリと効き、赤に負...
代々木上原にある鮨の名店『すし久遠』には、全てを独り占めできる、貸し切り専用の"はなれ"があるのをご存知だろうか? 今回はそんな『すし久遠はなれ』に動画で潜入...
会員制の寿司店出身であり、名店でも務めた経験を持つ店主の野口智雄さん。 彼が独立するにあたってあえてこの代々木上原の小さな物件を選んだのは、そこに目指す店のス...
東カレユーザーのパパ&ママたちは、単独行動だったり、家族全員での外食機会は多いはず。 「子どもが生まれてから、夫婦2人でゆっくりディナーデートを楽し...
決して自力で見つけ出すことはできない鮨屋である。住所は非公開で、看板もなければ、予約用の電話もない。 商店街のとあるビルの2Fに、『すし久遠はなれ』は居...
決して自力で見つけ出すことはできない鮨屋である。住所は非公開で、看板もなければ、予約用の電話もない。商店街のとあるビルの2Fに、『すし久遠はなれ』は居をか...
おまかせでオーダーすれば、まずはつまみが数品続くのが常道。だが店主の野口智雄氏は、各10品ほどの握りとつまみを代わる代わる提供していく。その握りもさること...
おまかせコースは握り10貫程度とつまみ10品が交互に登場するスタイル。名店で20年以上に亘り修業を積んだ野口智雄氏の技が遺憾なく発揮される。...
話は唐突だが、貝とモツにはどこか通じる部分がある。独特の食感や、官能的な風味。なぜ、突然モツの話を持ち出したかというと、こちらは、中野でつとに知られるモツ...
月島の名店『すし浅尾』出身の主人が、路地裏に開店。つまみと握りを交互に出すスタイルが珍しいと評判に...
店主の野口智雄氏は鮨ひと筋に20余年研鑽を重ね、開業前は『すし匠』系列の月島『すし浅尾』で修業した人物。カウンター周りの設えには『すし匠』のDNAを見る鮨...
彼女は育ちの良さがにじみ出ている上品な子ではありましたが、お世辞にも美人というタイプでは無く、サークル内でも浮いた話を聞いたことはありませんでした。 しかし私は軽井沢の話の様な、今後のキャリアのために見聞を広めたくて、尚子さんを代々木公園近くにある『オストゥ』に誘ってみたんです。 そして何回か食事をする中で、西園寺という苗字は三田会以上の価値があるかもしれない、と感じるようになりました。 今後パートナーを目指すに...
代々木公園のすぐ横にあり、多くの緑に囲まれている店には、やわらかな自然光が差し込む。その心地よい空間でいただけるのは、イタリア北部の郷土料理の数々だ。 ここ『オストゥ』はピエモンテの香りが色濃く表現されている。...
代々木公園が目の前にあり、多くの緑に囲まれている『Ostu』は知る人ぞ知る郷土イタリアンの名店。昼間にはやわらかな自然光が差し込む。その心地よい空間でいただけるのは、イタリア北部の郷土料理の数々。 味の要となる鶏のとさかや豚の睾丸は、日本では入手困難な食材。一度はメニューから外すことも考えたが、自身が目標とするピエモンテ料理にはどうしても必要だった。苦労を重ねながら安定供給先を見つけ、今ではイタリア人をも...
オストゥは宮根シェフが修業を積んだピエモンテ州の方言で「オステリア(食堂)」を意味し、そのスピリットは店内の随所に光る。たとえばメニューに、そしてスタッフの気配りにも。 ピエモンテ州の雰囲気が感じられる温かな食空間で桜を堪能しつつ、郷土料理を中心にイタリアの様々な味が味わえるのは贅沢。花見の時期ともなると喧騒の代々木公園だが、ちょっと路地裏を入ればこんな食と桜の名所がある。...
『オステリア アルコ』といえば、素材に合わせた自家製パスタが名物。なかでも毎年5~8月によく出るのが“イタリア産サマートリュフのタヤリン”だ。 タヤリンとは卵を使った細いパスタのことで、ここでは卵黄のみで練り上げ包丁による手切りで仕上げている。 極めて細いパスタはほどけて溶けるような繊細な口あたりで、卵の風味も相まりトリュフの味が完璧に重なる。軽めの赤ワインとのマリアージュがまた魅惑的だ。...
ピエモンテ地方と言えば、バローロやバルバレスコを生むイタリアきっての銘醸地。修業時代をピエモンテで過ごし、深淵なるワインの味と郷土料理の奥深さに魅了された岡田圭介シェフ。 帰国後は静岡・三島の『ヴィラ ディ マンジャペッシェ』などで新鮮な食材と向きあいながら腕を磨き、一昨年末に『オステリア アルコ』を開いた。...
素材の滋味を引き出す自然派イタリアンが美味...
フランスの3つの星つきレストランでの経験をもつ笹川幸治さんがひとりで切り盛りする『プティバトー』は、カウンター8席のみの小さな店。 ビストロではあるけれど、一度食事をしてみれば、笹川さんの地に足のついたフレンチの技量を体感するはず。 わかりやすいのが、この前菜盛り合わせだ。テリーヌや自家製ハム、自家製スモークサーモンなど5種の料理がのり、丹念な作りにいっさい妥協はなし。 熟れたワイン好きの大人が集まるのも納得だ。...
肩肘張らずに上質な料理が楽しめる、カウンターフレンチ。もちろんコースもあるが、基本はアラカルト主体。気分に合わせて、フレンチを堪能できる。...
井ノ頭通りから3分ほどの場所に建つ『プティ バトー』は昨年2月のオープン。オーナーシェフの笹川幸治氏が代々木上原で8年続けた店を移転したのだが、プリフィクスコースを供するレストランからわずか8席のみのカウンターフレンチへとスタイルを変えた。 「前の店のお客様にも来ていただける場所だし、商業エリアと住宅地の中間のような町の雰囲気も気に入ったから」と笹川シェフ。ここではサービスもひとりでこなすが、「料理の中身はレ...
夜のAコース¥3,900(税・サ別)の一例。カルパッチョは三崎港から直に仕入れる新鮮な青魚を用いる。肉料理は、NZ産の牧草牛のサーロイン。 ほかに¥4,700、¥5,200、¥6,800のコースも用意している。...
東京ビストロの多様性を語るうえではずせない下北沢『ルミエルネ』。シェフの木原良尚さんは、ミシュランガイド北海道版で三ツ星を獲得した『ミシェル・ブラス トーヤジャポン』の野菜部門のシェフを務めた経験をもつ、新世代の実力派だ。 全国から厳選した有機野菜を使った料理には、旬の食材がもつ力強さや繊細さ、サプライズ感がたっぷりと盛り込まれており、これを目当てに訪れる常連も多いという。深夜でもヘルシーなビストロ料理をコスパ良く味わえるの...
東京ビストロの多様性を語るうえではずせないのがこちらの『ルミエルネ』。飲み物を入れるとちょっと1万円オーバーだが、間違いない美味体験ができる。全国から厳選した有機野菜を使った料理には、旬の食材がもつ力強さや繊細さ、サプライズ感がたっぷり。 木原良尚シェフは、ミシュランガイド北海道版で三ツ星を獲得した『ミシェル・ブラス トーヤジャポン』の野菜部門のシェフを務めた経験をもつ、新世代の実力派だ。...
「私ね、宏樹に言われてCAを辞めたわけではないのよ。転職する予定で辞めたの」 代々木上原の『ノード ウエハラ』でランチを食べていると、唐突に玲子が切り出した。 「え、そうだったんですか?」 奈緒が聞くと、玲子はこくりと頷きながらこう言った。 「その当時、“一生結婚出来なかったらどうしよう”っていう漠然とした不安に苛まれてね。東京で生きていくには、CAのお給料では厳しいと思って転職活動したの。 幸い...
土曜日の朝、代々木上原にある『NODE』で朝食をとる。自然光が贅沢に差し込むこの店で、大好きなパンオショコラとカフェオレをゆっくり食べるのが最近のお気に入りだ。 彼氏ができたと喜んだのもつかの間、東工大卒の彼・健二と別れたあと、また1人寂しい休日に戻った。 しかし今は焦る気持ちがない。無理して出会いを求めて彼氏を作るくらいなら、こうして1人気ままに過ごす方が気楽だ。 できれば30歳前に結婚したいと思っていた。...
女性はパリという言葉に特別な響きを感じるもの。それは伝統や歴史に守られた優美さや、シンプルで洗練されたイメージに直結するから。そんな“美しきパリ”を体感できる店が昨年、池ノ上から下北沢に移転した『ユリイカ』だ。 モザイク状に張られた床タイルや、ミニマルなカウンター、パリの蚤の市で目にするポスターや耳に心地良いフランスの有線放送。ふと、パリのビストロにいるかのような錯覚におちいる空間で供される料理は、昔からフランスの人々に愛さ...
「今度は下北沢でデートしようよ」そんな意外な場所で、しかもきちんと美味しいフレンチが頂けたら抜群のサプライズになる。 池ノ上から下北沢に移転した『ユリイカ』は、路地からちょっと奥まった場所にパリのビストロがふと現れたようなたたずまい。 モザイク状に張られた床タイルや、ミニマルなカウンター、パリの蚤の市で目にするポスターや耳に心地良いフランスの有線放送。 ふと、パリのビストロにいるかのような錯覚におちいる空間で供さ...
愛らしいイラストが描かれた暖簾をくぐると、カフェのような空間が広がる。気軽に入りやすい設えは、「若い世代に、もっと和食を楽しんでほしい」というオーナーの想いをかたちにしたもの。 そんなカジュアルさの一方、料理は本格派。季節の土鍋ごはんは外せない逸品だ。...
愛らしいイラストが描かれた暖簾をくぐると、カフェのような空間が広がる。 気軽に入りやすい設えは、「若い世代に、もっと和食を楽しんでほしい」というオーナーの想いをかたちにしたもの。...